友達と喧嘩ばかりの2歳・3歳・4歳におすすめのしつけ絵本!怒らず理解を促す9選

執筆者:吉田博美

2、3、4歳児は集団を意識しはじめ、他人への興味が出てくる年頃ですね。
同時に自分の欲求を上手くコントロールできず、お友だちとのトラブルが多くなる頃でもあります。

3837_友達と喧嘩ばかりの2歳・3歳・4歳におすすめのしつけ絵本!怒らず理解を促す9選
遊具のひとりじめや玩具の取り合い、幼児期に起こるトラブルは決して悪いことではないんですよ。
しかしお友だちと仲良く遊んでほしいと願うママも多いですね。

心がほっこり、お友だちと仲良くなれる魔法の絵本9選

直接子ども自身を注意していると、拗ねてしまうこともありますね。
そんな時はしつけ絵本がおすすめ。
絵本を通して譲り合いの気持ちや思いやりの心を子どもに伝えてあげると子どもの心にすんなりと入ってきます。
素敵なしつけ絵本を読んでみませんか?
お友だちと仲良くしてほしいときに先輩ママが読んであげた9つの絵本を紹介いたします。
参考にしてみてくださいね。

1.「だるまさんと」 かがいく ひろし 作 2~3歳児向け

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可愛い姿のだるまさんをモチーフにした絵本「だるまさんと」。
イチゴさんやバナナさんやメロンさんとのスキンシップを描いていますが、だるまさんの表情や動きに子どももママもついつい笑っちゃう1冊。

「仲良くすることは簡単で楽しいね」と子どもの心にストレートに伝わる1冊です。
まだまだお友だちとの大きなトラブルのない乳幼児期を対象にした絵本となっています。
ママとのスキンシップにも最適ですよ。

icon-point013歳になっても仲良くできない・ルールが守れない!実は理由がありました


先輩ママの体験談:仲良く遊ぶと楽しいからみんな笑顔になるんだねって話していました

20151226_ayatama_t01だるまさんとイチゴさんとバナナさんとメロンさんの話しです。
お話はわかりやすく、文字が少なく絵を見て子供が笑いやすい作りになっています。
今でも1人で見て笑っています。
子供がその時はまだ小さくて、まだ上手く会話出来なかったのですがこうやってお友達と仲良く遊ぶと楽しいんだね、楽しいからみんな笑顔になるんだねって話していました。
子供は「バナナさんとも遊んでみたい」「メロンさんとぎゅうしたい」と絵本の中の世界に入り込んで仲良くすることの楽しさを学んでいました。
(太陽42歳、娘5歳、神奈川県在住)

先輩ママの体験談:お友達に意地悪な態度をとってしまった時は、「だるまさんと」の絵本の話をすると手をつないで仲良くしようとしてくれます

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20151229_KNSL_t07だるまさんシリーズは3冊とも子供のお気に入りの絵本です。
その中でも、「だるまさんと」はだるまと色んなお友達が登場します。
手を繋いで仲良くしている絵なので、今ではにこにこしながら私や旦那と手を繋ぎ読み聞かせを楽しんでいます。
児童館などでお友達におもちゃを貸さなかったり、意地悪な態度をとってしまった時は、「だるまさんと」の絵本の話をします。
だるまさんは皆と仲良くしてたよね~○○ちゃん(娘の名前)もお友達と仲良くできるよね~というと、手をつないで仲良くしようとしてくれます。
(琴ちゃんママ、1歳娘、熊本県在住)

2. 「ノンタンぶらんこのせて」 キヨノ サチコ 作 2歳~3歳児向け

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「ノンタン ノンタン ぶらんこ のせて。」
お友だちからぶらんこを替わってほしいとお願いされたノンタンですがお友だちにぶらんこを譲ることができずひとりじめ。
代わる代わる友だちが交渉に来ますが、言い訳をしてなかなか交代してあげないノンタン。
幼児期によく見られるお友だちとのトラブルの1つ「ひとりじめ」を、ノンタンの絵本でゆかいに描いています。

玩具の貸し借り、ゆずる気持ち、順番、日頃の生活の中で起こりうる幼児のトラブルをノンタン絵本を通して優しく学べる1冊となっています。

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先輩ママの体験談:「ひとりで遊ぶよりお友達と交代で遊ぶほうが楽しいよ!」と声をかけ読み聞かせました

KNSL_外 (11)ぶらんこを独り占めして、お友達に貸してあげないノンタンに子どもは「いじわるだね!」とコメントしていました。
「どうしたらいいのかな?」と問いかけると「一緒に遊ぶ!」という返答でした。
この本では、ぶらんこをひとりじめにするノンタンに他のお友達がぶらんこを替わってくれるように頼みます。
それまでおもちゃの貸し借りがうまくきませんでしたが、「ひとりで遊ぶよりお友達と交代で遊ぶほうが楽しいよ!」と声をかけ読み聞かせました。
そのうち「おまけのおまけのきしゃぽっぽー」と絵本の中のセリフを言っておもちゃを貸せるようになりました。
(みのるちゃんママ36歳、7歳息子、3歳息子、兵庫県在住)

3. 「ともだち いいな」 いもと ようこ作 幼児向け

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にゃんたくんはボールを買ってもらって大喜び。
お友だちのきつねくんもボールで遊びたくてボールの取り合いっこがはじまってしまいます。
するとボールがころがって池に落ちてしまい、さぁ大変!
しかし周りにいたお友だちが池に落ちたボールを拾うお手伝いをしてくれます。
ひとりじめしてしまったはずなのに、池に落ちたボールを拾うお手伝いをしてくれた友だちに感謝して一緒に遊んでみると楽しかったというお話です。

一人占めするよりも、みんなであそぶと楽しいんだという日常に起こる子どものやりとりが絵本となった1冊。
絵本の中の出来事と、子どもが体験した出来事を比べながら語り合うことができますね。
お友だちと仲良くなる方法を子ども自身が見つけ出すことのできる1冊ではないでしょうか?

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先輩ママの体験談:「これはいいのかな?だめなのかな?」と質問しながら語りかけています

akko_室内 (30)その本を読んでいる最中は、ダメなシーンは首を横に振る仕草をします。
質問しながら実際の友達の名前を挙げつつ、「これはいいのかな?だめなのかな?」と語りかけています。
公園に行く前など、おさらいしています。
(びすけっと25歳、1歳娘、神奈川県在住)


4. 「おまえうまそうだな」 西宮 達也 作 3歳頃~小学校低学年向け

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たまごから生まれたばかりのアンキロサウルスの赤ちゃんの前に、「おまえ うまそうだな」とよだれをたらし近づいていく恐ろしいティラノサウルス。
しかし生まれてはじめてみたティラノサウルスを父親だと思い込み「お前、ウマソウだな」と父親に名前を呼んでもらったと勘違いするアンキロサウルス。
コミカルに始まるストーリーは決して交わるはずのない2頭の恐竜が「愛情」によって触れ合うという心がほっこりする内容のお話です。

絵本の中の2頭の気持ちはどう変わっていくのだろうか?
絵本を通して登場するものの気持ちを子どもと一緒に確かめあうことで、お友だちとの関わりに置き換えて仲良くする方法を学んでくれる1冊となりますね。

先輩ママの体験談:私も初めて読ませてもらったんですが優しい気持ちになる絵本です

akko_食事 (16)この絵本は私も初めて読ませてもらったんですが優しい気持ちになる絵本です。
絵本を読んだあとに子供に少しクイズをだしたりします。
「ここはなんでこの子ないてるの?」等々。
頭のなかにちゃんと入っていますよ。
(ちゆママ★31歳、3才、神戸市)


5. 「ともだち」 谷川俊太郎 作 4歳児~小学校低学年向け

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「ともだちってなんだろう?」こどものふとした疑問に分かりやすく答えてくれる1冊。
友だちとの関わりに迷ったときに友だちの大切さを教えてくれる1冊となる谷川俊太郎さんの「ともだち」。
「ともだちって」こんなフレーズで始まる絵本には「おかあさんやおとうさんにも言えないことを相談できるひと」とある。
一緒にいて泣いたり笑ったり、時にはケンカをすることもあるけれどそれでも一緒にいるのが友だち。
色々な友だちの形を谷川さんはこの1冊にまとめています。

ママの膝元を離れ友だちとの関わりを学び始める幼児期から幅広い年代におすすめの1冊です。
これからの季節に多い転勤、卒園、卒業。
新しい環境で友達と仲良くできるのかと不安に思っている子どもへ読み聞かせたい1冊。
谷川さんの言葉は子どもの心を元気づけ、子どもを想うママの心も安心させてくれます。

先輩ママの体験談:ただ単に空間を共有したりするだけではともだちとは言わないんだなと感じたようです

20151230_ayatama_t (17)言葉が通じなくても(共通の言語がなくても)ともだちになれるという作者のメッセージ。
「風邪をうつされたって平気だよって思えるのがともだち」という表現に、ただ単に一緒に居たり空間を共有したりするだけではともだちとは言わないんだなと感じたようです。
引越が多い家庭で、仲良くしてもらったお友だちと離ればなれになることも多いのですが、「離れていてもともだちはともだち」という谷川さんの言葉を糧に、いろんな所にお友だちをつくることができたんだから、次に住む所でもきっと大丈夫という話をしています。
(りんのうじ40歳、7歳娘、大阪在住)

6. 「ねずみくん おおきくなったらなにになる?」 なかえ よしを 作 2~5歳児

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「おおきくなったら なにになる?」と聞かれたねずみくんは困ってしまいます。
みんなには素敵な夢があるのに、小さなねずみくんの取り柄となるものは歯だけ。
そこで、お友だちは体の小さなねずみくんが何にもなれないのでは?と思ってしまいます。
ところが、ねずみくんにだって素敵な夢があるのです。
体の大きさ、得意なことは人それぞれ違うのだということを、この絵本の中で温かく教えてくれます。

「○○さんにはできるけど自分には出来ない」など、お友だちとの関わりの中で不安を感じたときに読んであげるといい1冊ですね。

先輩ママの体験談:みんなそれぞれ適材適所があるので子供達に伝わる作品です

KNSL_室内(3)将来の夢をみんな次々に語っていきます。
小さなねずみくんは何にもなれないとお友達は思っています。
自分にしかできないことを見つけます。
みんな違ってみんないい。
消防士も歌手もいいけど、ねずみくんはみんなの虫歯を治してあげる歯医者さんになりたいと思います。
小さいからできること、みんなそれぞれ適材適所があるので子供達に伝わる作品です。
(ひまわりこ32歳、千葉県)

7. 「きれいなはこ」 作・せな けいこ 幼児向け

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きれいなはこを犬と猫が取り合うというお話です。
取り合うときに少し乱暴な行動に出てしまう犬と猫。
猫は犬を引っ掻き、犬は猫に噛みついてしまいます。
欲しいものの取り合いでお互いに乱暴になってしまった犬と猫に罰が与えられてしまうのです。
引っ掻いてしまった猫は引っ掻いた爪が伸び、噛みついた犬は口が大きくなる。
そして仲良くできなかった犬と猫はおばけにされて飛んでいってしまうというお話です。

「自分のものにしたい」という思いが強い幼児期。
欲しいがために乱暴になってしまうのは悲しいですね。
しかし、それをどんな風に教えてあげるといいのか困ってしまいます。
そんな時にこの1冊はいかがでしょうか?
手を出してしまったときに「相手が痛いんだよ」「相手が嫌な思いをするんだよ」というお話はよくありますが、別の目線で伝えてあげたいときに読んであげるといいですね。

先輩ママの体験談:お友達に引っ掻いたり噛みついたりしたら、おばけになっちゃうよ!と言ったら、嫌なようでやめてくれました

akko_室内 (10)短くて分かりやすい絵本です。
絵柄がとてもかわいらしく、見やすいので一歳児からでもハマります。
内容がとてもシュールで少し怖いですが、何度も読んでもらいたがります。
きれいなはこを取り合いしたねこちゃんとわんちゃんは、引っ掻いた爪が伸び、噛みついたお口は大きくなってしまいます。
そして最後にはおばけになってしまいます。
おもちゃの取り合いになり、お友達に手が出ましたが、お友達に引っ掻いたり噛みついたりしたら、おばけになっちゃうよ!と言ったら、嫌なようでやめてくれました。
(まいまい331歳、5歳息子、2歳息子、東京都在住)

8. 「きみたち きょうから ともだちだ」 中川ひろたか 作 4・5歳児向け

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集団生活の始まりは入園や入学と色々あります。
ママと一緒に通う児童館の幼児クラブなども小さな集団生活の始まりですね。
同じ月齢の子や異年齢児がたくさんいる幼稚園の入園をきっかけに始まる集団生活について子どもの目線で描かれた「きみたち きょうから ともだちだ」。
元保育士をしていた中川ひろたかさんだからこそ描ける1冊。

お友だちと仲良くできるかなと不安になっているお子さんを勇気づけることのできる1冊となっています。
新しい環境が始まる今だからこそ、読んであげるといいですね。

先輩ママの体験談:保育園に通わせる前に読み聞かせたので、すごく保育園が楽しみになったようです

KNSL_外 (15)お友達を作ることを教えるには「きょうから きみたち ともだちだ」という絵本を使いました。
保育園に通わせる前に読み聞かせたので、すごく保育園が楽しみになったようです。
けんかをしちゃったときはどうするんだっけ?とか、質問形式でいつも答えさせていましたね。
そうすると自然とごめんなさいやありがとうが言える子になっていきます。
(ことねん24歳、3歳の娘、埼玉県在住)

9. 「しんせつなともだち」 4歳頃~

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雪の降り積もる寒い冬の日、うさぎが食べ物を探しに出掛けます。
そこで見つけた2つのかぶ。
1つは自分が食べ、もう1つはお友だちのロバの家へ持って行ってあげますがロバも食べ物を探しに出掛けていたので留守でした。
しかし出掛けていたロバが帰宅するとそっと置かれていた1つのかぶ。
ロバはどうしようか考えて、お友だちのやぎに届けることにしました。
1つのかぶを通して、お友だちへの思いやりがたくさん詰まった1冊。
本当ならひとりじめしてしまいたい1つのかぶをみんなで分け合うことの素晴らしさを伝えた素敵な物語です。

楽しいものや美味しいもの、幼児期の子どもにとって1つのものを分け合うという行為は難しいですよね。
「全部自分が欲しい」という幼児期のエゴや欲。
「思いやり」という優しさを伝えたい時に読んでほしい1冊ですね。

先輩ママの体験談:動物たちの優しさや思いやりに触れ、感動している様子でした

KNSL_遊び (4)次々出てくる動物たちの優しさや思いやりに触れ、感動している様子でした。
日頃から子どもの話をよく聞くようにし、親子でなんでも話せる関係を作っておきました。そのため、園でのお友達とのトラブルを自分から話してくれるようになりました。
トラブルのあった時には具体的に「そういう時はこう話してみたらどうかな?」とか「そういう時はこう考えてあげたらどうかな?」等アドバイスをしてあげました。
子どもは一人でお友達とのトラブルを抱え込むことなく、自分なりに「次はこうしてみよう。」という感じになり、お友達とのよりよい関係を作っていけているようです。
また、子どもからの話を園の先生にも報告しておくことで注意深く見て頂けます。
(まちゃママ40歳、5歳息子、東京都在住)

まとめ

家庭保育から集団生活へと変わる2・3・4歳児。
今までは自分が中心として回っていた世界。
他人が入ってくることで思い通りにいかない世界に子どもは戸惑い、不安を感じ、時には暴力的になったりすることもありますね。
「どうしたらお友だちと仲良くしてくれるのかしら?」
と悩んでいるママにおすすめしたい絵本を紹介しましたがいかがでしたか?

子どもは小さな世界の中で自分なりの主張があります。
傍から見て意地悪に見えていても、その子なりの主張が必ずあります。

大好きなお友だちを守ろうするケンカのように、もしかしたら思いやりの裏返しってこともあるんですよ。
まずは1度、子どもの話しをじっくり聞いてあげてください。
そうして1番いい方法を子どもと話し合ってみてください。
その時に、今の状況に一番合う絵本を読み聞かせ、子どもと一緒に考えてみるといいですね。
大丈夫、お友だちと仲良くできない子なんていないのです。

ABOUTこの記事をかいた人

吉田 博美

高校生、中学生、小学生、幼稚園生の4人の子どもを育てる40代のママライターです。 学生時代は、音楽を専門的に研究していました。 そのため、子守唄や絵本の読み聞かせは得意です。