怪我をさせる前にやめさせたい子供の噛みつき!保育士が教える改善法

まだ年齢の低い子どもが、友達を噛んだり引っ掻いたりして、トラブルになってしまうということはよくあります。
しかし、もし我が子が友達に噛みついたら・・・と思うと、悩んでしまいますよね。
「相手に怪我をさせてしまうかもしれない」「嫌われてしまうかもしれない」
そんな不安をもつお母さんも多いのではないでしょうか。
【下へ続く】

子どもがお友達に噛みつくのをやめさせたい!

そこで、なぜ子どもは噛みついてしまうのか、もし噛みついてしまったらどのように対処していけばいいのか、ご紹介したいと思います。

なぜ噛みつきが起こってしまうのか

子ども赤ちゃん (142)

1.自分の気持ちを言葉で表現することができない

噛みつきが起こる原因として、最も多いのが、自分の気持ちを表せないために、咄嗟に噛みついてしまうというものです。
1~2歳頃の子どもたちは自我が芽生え始め、「自分はこうしたい」という気持ちが強くなってきます。

しかし、まだ語彙が少なかったりうまく発音ができなかったりして、その気持ちを相手に伝えられないことが多くあります。

大人でも、自分の気持ちをうまく表現できないともどかしくなりますよね。
子どもも同じなのです。
そのもどかしい気持ちを、咄嗟に噛みついたり引っ掻いたりという行為で表してしまうのです。
おもちゃや物の取り合いで起こることが多くあります。

2.友達との関わり方が分からない

「友達と一緒に遊びたいな。
でもどうすればいいのか分からない。何と声をかけるのか分からない。」

そんなときに噛みついてしまう子もいます。
その子にとっては、挨拶の代わりのようなものになってしまっているのです。
また、遊んでいる中で興奮してしまい、その楽しい気持ちを表現するために噛みつくこともあります。
楽しい気持ちを友達と共有したいという思いが、噛みつきという形で表れてしまうのです。

大人からすると、「なんで今噛むことがあるの!?」「お友達は何にもしていないのに!」と思ってしまうかもしれません。
しかし必ずしも、「噛みつき=不平や不満を表す行為」というわけではないのです。

噛みついてしまったときには・・・

子ども赤ちゃん (101)


子どもの噛みつきが起こるのは、嫌なことがあったときでも、楽しいことがあったときでも、いずれにしても、自分の気持ちをうまく表現できなかったときです。
こういう気持ちのときは、どのように表現したらいいのか、大人が気持ちを代弁し、見本を示してあげましょう。

 例えば、おもちゃを貸してほしくて噛みついてしまったときは、
「○○ちゃんはおもちゃを貸してほしかったんだね。貸してって言えばいいんだよ」
と気持ちを代弁します。

代弁してもらうことで、「分かってもらえたんだ」と気持ちの整理をつけることができます。

その後は「一緒に貸してって言ってみよう」と、子どもと一緒に実際にしてみてもいいですね。
 挨拶代わりで噛んでしまった場合は、
「一緒に遊びたいときは、遊ぼうって言うんだよ。」
と声のかけ方を伝えるといいでしょう。

 しかし、いずれにしても、噛みついた行為自体を流してしまってはいけません。
噛むことはいけないことだということをはっきりと示しましょう。
「噛むのは絶対ダメ。お友達が痛いよ、悲しいよ。」
と、噛まれてしまった相手の気持ちも伝えるようにしましょう。

まとめ

何の理由もなく噛んでしまう子はいません。
何かしら、その子なりの思いがあり、うまく伝えられずに噛みついてしまうのです。
噛んでしまった理由を見つけ、その思いに寄り添うことが必要なのです。

中には一度言っただけで、簡単にはやめることができず、何度も繰り返す子もいます。
しかし噛みつきをしてしまう時期は、ほんのわずかな間だけです。
成長するにつれて、必ず終わるときがきます。
そのときまで、根気強く繰り返し伝えていきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

保育士ライター 太田清美

保育士として長年幼児教育に携わってきた北関東在住のライターです。3人の子どもも中高生となり、保育園で接する子どもたちが、より可愛らしくて仕方ありません。 仕事柄、仕事を持つママ・パパと接する機会がたくさんあります。仕事で疲れた顔をしていても一生懸命な姿を見ると、「そんなに無理しなくても子どもはちゃんとわかっているよ~」と声をかけるようにしています。「こうしなければ!」という義務感で苦しまず、のんびりと子育てしたいですね!