突然の赤ちゃん返り!原因と保育士の教える子供へ正しい接し方3選

子どもが2~3歳頃になると、そろそろ2人目、3人目を考えるお母さんも増えてくるかと思います。
下の子を妊娠、出産するにあたって、悩むことはたくさんありますよね。
その中でも、上の子の赤ちゃん返りを心配する方は多いのではないでしょうか。
【下へ続く】

赤ちゃん返りを始めた!どうしたらいいの?

なぜ赤ちゃん返りは起こるのでしょうか。

赤ちゃん返りの原因

赤ちゃんハイハイ
赤ちゃん返りは、子どもなら誰にでも起こる可能性があることです。
中には全くしない子もいますが、年齢は関係なく、成長の過程で起こることなのです。
原因としてよく言われるのが、「下の子を妊娠、出産したとき」です。

「今まで自分だけに集まっていた注目や関心を取り戻したい」「愛情を独り占めしたい」という気持ちが引き起こすのです。

しかしそれだけではなく、親の仕事復帰・保育園や幼稚園への入園・卒乳・トイレトレーニングなど、周りの環境が大きく変化するときにも起こることがあります。
子どもは成長するにつれて自分でできることが増え、自立への自信をもっていきます。
しかしそれに伴い、お母さんの手を離れることへの寂しさや不安も感じるようになるのです。

すると、「もう一度お母さんの愛情を感じたい」「確かめたい」と思うようになり、それが赤ちゃん返りと呼ばれる言動へと表れていくのです。

赤ちゃん返りはどんな状態で表れるのでしょうか?

子ども


今まで自分でできていたことができなくなったり、甘えてしなくなったりすることが多いです。
具体的には、

  • 飲んでいなかったおっぱいを欲しがる。哺乳瓶で飲みたがる。
  • パンツではなくおむつを履きたがる。おもらしをする。
  • 食事を自分で食べずに食べさせてほしがる。
  • ベビーカーに乗りたがる。

などです。
赤ちゃんを叩いたり、癇癪を起したりという形で表れることもあります。
しかし、子ども自身も、悪いことは悪いと分かっていながらに起こしてしまうという複雑な心境の中にいるのです。

赤ちゃん返りへの対応

子ども赤ちゃん (90)

1.基本的には叱らない

無茶を言う子どもに対して、つい叱ってしまいそうになりますが、叱るのはやめましょう。
ますます不安になり、赤ちゃん返りがひどくなってしまうことがあります。

特に年齢の小さな子の場合、なぜ叱られたのかが分からず、「怒られた」というショックだけが残ってしまいます。

2.できるだけ上の子を優先してあげる

  • 2人同時に泣いたら、上の子を先に抱っこしてあげる。
  • 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから~」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのに~」という言い方はしない。
  • 下の子が寝ている間はしっかり関わってあげる。たくさん抱きしめる。
  • 上の子だけの時間を作ってあげる。(下の子は預けて2人で出かける、など)

子どもはお母さんの愛情を確認するために赤ちゃん返りをしています。

自分を優先してもらうことで、自分にも愛情や関心が向いていることに気付き、落ち着きを取り戻すことができるでしょう。

すると意外とすんなり、「赤ちゃん(下の子)を抱っこしてあげていいよ」「おっぱいあげてもいいよ」と言ってくれるものです。
上の子も、本当は赤ちゃんが可愛くて仕方がないのです。

3.しっかり褒める

「お手伝いをしてくれた」「下の子に優しくしてくれた」「自分でご飯を食べられた」など、どんな些細なことでもいいのです。
大げさなぐらい、しっかり褒めてあげてください。
「自分のことを見ていてくれた」と感じることができます。
また、褒められることで自信を取り戻していくでしょう。

まとめ

赤ちゃん返りが始まったときには、「なんでできないの?」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったのに!」と憤りを感じることがあるかもしれません。
しかし、お母さんが2人育児が始まって間もないように、上の子もお兄ちゃん、お姉ちゃんになってまだ間もないのです。

忙しい毎日で大変ですが、ほんの少し上の子のために時間をつくってあげてください。

お母さんの「2人ともかわいい。大切に思っている」ということをしっかり示してあげてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

保育士ライター 太田清美

保育士として長年幼児教育に携わってきた北関東在住のライターです。3人の子どもも中高生となり、保育園で接する子どもたちが、より可愛らしくて仕方ありません。 仕事柄、仕事を持つママ・パパと接する機会がたくさんあります。仕事で疲れた顔をしていても一生懸命な姿を見ると、「そんなに無理しなくても子どもはちゃんとわかっているよ~」と声をかけるようにしています。「こうしなければ!」という義務感で苦しまず、のんびりと子育てしたいですね!